“生命（いのち）の誕生から土に還るまで”

人の美しさは、心身の健康に由来します。私たち「癒しと温かな手の学校」では、その健康を一生涯を通して、足から支える温かな手をもったセラピスト（癒し手）を育成してまいります。

セラピスト（癒し手）に必要なものは「温かな手」。その手を育むのは、セラピストの健やかな身体・心・価値観です。
手のひらは正直です。あなたの心の瞬間をすべて映す、まさに手鏡のようです。
鏡の中の自分を知り、向き合う勇気。純真で純粋な心を磨いていなければできないことです。
それは、生まれてしばらくの間は誰もが自然と使っていた力であり、その力を呼び起こし、発揮することで、セラピスト（癒し手）としての、研ぎ澄まされた直感が生まれてきます。
「医学＝医者」が科学の目をもって「治療」するのであれば、「代替療法＝セラピスト（癒し手）」は直感をはたらかせて「手当て」をしていくものだと私たちは考えます。
その根底には、30年の臨床経験の中で培ってきた「足ウェルネス(R)」という揺るぎない考え方があります。足は常に大地と共にある、身体の土台にあたります。
足が教えてくれる身体の様子に耳を傾け、足にはたらきかけることで全身が変わっていくのです。
私たちの学校では、人の心と身体をまるごとみるための幅広い理論と、長年にわたり積み重ねてきた実践の成果を余すところなくお伝えしてまいります。

“真の癒しとは支え合いである”
この言葉は、学校創立以前より私が常日頃、心にしたためている想いです。
二十二世紀に向かって、私たちの手でできることがあります。それは、温かな手のセラピスト（癒し手）となって、あらたな自信を得て、どんな時代を迎えようとも、生きていく上での軸をもてるということです。この想いをひとりでも多くの人と共に手を携えて築きあげていきたいのです。